Machinarium

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Machinarium

Developer: Amanita Design
Publisher: Amanita Design
Release: 2009/10/16

Site: Official Site / Official Blog / GamersGate / Steam / metacritic (85/100)

Demo: Official Site (Flash) / Steam / BigDownload / GamersGate / GamersHell

Machinarium は Amanita Design というデベロッパーによる Point-and-Click のタイプのゲームです。

Amanita Designというところは、以前はFlashゲームを作っていたようです。SamorostSamorost2 が有名らしいです。今回の Machinarium もFlashベースのゲームとなっています。

ちなみに Amanita Design の Jakub Dvorsky さんは、Amanita Design がより多くのお金を得るために、このゲームを GamersGate や Steam などから買うのではなく公式サイトから買って欲しいと言っています。

Amanita Design Blog:
Jakub Dvorsky says:
September 19, 2009 at 14:37

Anthony,
the soundtrack will be available probably only as a bonus when you’ll buy the game at our website. I understand you like Steam, but we want to convince people to buy it on our site as we have more money from it then when you’ll buy it from Steam.

なお、この記事は Machinarium Demo の記事に加筆したものです。なので Machinarium Demo 版の画像が含まれていますが、通常版でも「Machinarium Demo」の文字が無いだけで全く同じなので画像をアップロードし直すのは止めておきました。

紹介

Official Trailer

http://www.youtube.com/watch?v=uwZBdWRSBRs

タイトル画面

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起動したとき、黒い枠が表示されます。画面の拡大は行わないようです。画像を掲載するに当たって、右の画像の様にゲーム画面の部分のみトリミングしました。1250x790 がプレイ画像部分の最大サイズのようです。プレイ画面は 100% と 80% を選べます。

Settings

ゲームの設定はゲーム中に画面の下の方にマウスを持って行くと表示されます。あまりいじれる設定はありません。これはゲームがFlashベースで作られている事も関係しています。上にも書きましたが、ゲーム画面は 1250x790 です。これが最大サイズです。ゲーム画面は 100% と 80% が選択できます。80% にすると 1000 x 632 となります。80% にしてフルスクリーンでゲームをプレイすると黒い枠が大きくなるだけです。

オープニング

ゲームをスタートすると簡単なオープニング後、すぐに操作ができるようになります。

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虫型のロボットから主人公が落とされます。ちなみに、このオープニングをよく見ると、ロボットの四肢がしっかりと空から落ちているのが分かります。

チュートリアル

最初はチュートリアルの様な感じです。

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ゲームはFlashベースなので左クリックしか使いません。最初の場面では周りに落ちている物をクリックすると主人公であるロボットの頭と体がくっつきます。ここで Point-and-Click の感じを掴みます。次にロボットが Interact できる範囲の説明がなされます。これはちょっと重要だったりします。Interact できるオブジェクトは近づいてからでないと触れないという事です。

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このゲームは主人公のロボットが伸び縮みするのが特徴になっています。ロボットの上にある人形をとるためにはロボットを伸ばす必要があります。ロボットにカーソルを合わせ、ドラッグすれば良いです。ロボットを伸ばすと上にあるものに Interact できるようになります。ちなみに、伸ばす事だけに意識がいってしまいますが、縮ませる事も出来ます。

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この場面までがチュートリアルだと思われます。

ヒント機能

上のバーの右にランプのマークがあります。これはヒントなので分からなくなったら押すと良いです。押すと主人公のやりたいことが絵で表示されます。どちらかというとヒントと言うよりは主人公のしたい事をプレイヤーが理解する為の機能です。

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間違ったところをクリックするとロボットが頭を左右に振ってくれます。上はうまくキャプチャできなかった画像。

Walkthrough機能

このゲームには Walkthrough 機能が付いています。ヒントでは大まかに主人公のしたい事が分かる程度でしたが、Walkthrough では完全な攻略法が見られます。上のバーの一番右の本をクリックすると Walkthrough Book が開かれます。

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僕はこの場面で詰まってしまいましたので、Walkthrough Book を使ってみました。

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本に付いている画面の右の丸いボタンを押すと突然シューティングの様な物が始まります。画面の横についているボタンが、機体の上下とショットのボタンです。なお、キーボードのアローキーの上と下、スペースでも代用が可能でした。マウスではなかなか難しいのでキーボードを使った方が良いと思います。

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シューティングの終わりに鍵のマークがあります。ここまで無事に来ると Walkthrough を見ることができます。Walkthrough はすべて絵で描かれていますが、分かりやすいと思います。

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文字が無い

このゲームは文字が非常に少ないです。下の場面では文字が無くても十分分かります。

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これで進めるようになりました。また上の場面の、

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ここのアクションの細かさに感動しました。柱の棒を下から抜いて上にさして上ります。しかし、これを何度も繰り返すのはアニメーションに飽きてしまうのと、面倒な操作になると思います。何度繰り返すのだろうと思っていたところ、二回ほどで終わりました。良い引き際です。

殆ど文字が無いのですが、ローマ数字などがゲームに含まれていますので、その記号だけは分からないとなりません。

パズル要素

ゲーム中に登場するパズルゲームはなかなか難しいです。何回か弄ってみてどのように解くか自分で考えるタイプのパズルです。

レビュー

良い点

  • 文字が少ない。このため絵本のような感じの世界となっているので、英語圏の Native でない人も取っつきやすいはず。
  • 絵が大変綺麗。アナログタッチの絵。
  • 音楽はうまく不思議な世界を引き立てている。
  • ヒント機能が良い。ヒントの表示が文字で表されないところも良い。
  • 細やかな動作のアクションが見られる。
  • キャラクターとその動作が可愛らしい。

  • プレイ中ゲームオーバーになる場面があるが、セーブしていなくても大丈夫という安心設計。
  • パズルは難しめだが、パズルの説明が殆ど無く、自分で弄ってみて解法を見つけて解くというタイプのパズル。これは普通のパズルに飽きてしまった人には良いだろう。答えがすぐに分かるようなパズルは作業感が出てしまうので、それよりはこちらが良いと思う。
  • 手に入れたアイテムを組み合わせる時、ほとんど迷う事がなかった。つまり現実の世界に即して想像できる組み合わせ方であった。

悪い点

  • 主人公のロボットの伸び縮みの動作の説明が無かった。僕は公式サイトの動画を見ていたので分かったが、気付かない人はここで少しスタックするかもしれない。
  • Flashベース。Flashの仕様もあるとは思うが、右クリックにも何らかの動作を持たせた方が良かったと思う。Flashベースから脱却できればなお良いとは思うが…。
  • ヒントを表示しないと何をすれば良いのか分からない。これでは「ヒント」ではない。主人公の思考がヒントで押すと表示されるが、これは Machinarium で文字の代わりの表現なので積極的に表示して欲しかった。よって、このゲームのヒントで表示されるものはステージの最初にロボットの考えとして必ず表示して、パズルのヒントをヒント機能で表示した方が良かったと思う。
  • ロボットを伸ばしている時と縮めている時、移動速度が遅い。これは細かい描写のだとは思うが、その遅い移動が終わるまで主人公の長さを変える事ができず、その時間に少しいらいらさせられる。
  • ステージのパズルを解く為に、設置された装置を試行する回数が多い。何度も長いアニメーションを見なければならない時がある。
  • Walkthroughを見るためのシューティングが面倒。
  • ストーリーに関しては、オープニングで主人公が産業廃棄物であるという予想をさせるがそうでなくて良かったのだが、ほぼストーリーは無い。
  • エンディングがひどい。

その他

  • パズルの難易度は高め。
  • Save Slot は6個。
  • アラビア数字とローマ数字だけ文字(記号) が出てくる。もちろん Save、Load などは英語だが。
  • 心と時間に余裕を持ってプレイした方がよい。

今までの Point-and-Click のゲームはアドベンチャー+パズルという形が主だったので、どうしても英語を読む必要があったのですが、このゲームには文字がほとんど無いので Point-and-Click タイプのゲームの新しい形の様な気がします。ヒント機能もあり、言語が違っても誰にでもできるゲームとなっています。しかし、ゲーム中の謎解きであるパズルゲームの難易度は他のパズルゲームより高めだと思います。

絵の感じは、「MOON」、「UFO」、「エンドネシア」などを作ったラブデリック(Vanpool) という会社のゲームの絵に似ています。最近のインディーズゲームはアナログタッチの絵が流行っているように思えます。絵は細かく描き込まれていますので、ゲーム中に絵を見て楽しめます。

ストーリーに関しては、最初のオープニングで主人公が産業廃棄物だという良くある話になるかと思いましたが、そんな事はありませんでした。この意外性はあったのですが、全体的にはほぼストーリーは無く、一応あるかなという程度。ストーリーと言うより「構成」や「設定」という言い方の方が合っています。このゲームは絵を使ったヒント機能など面白い構成だったのでそれをうまく使えば良かったと思うのですが、ストーリーは非常にもったいないです。

ゲーム中に一番面白かったところは意外にもゲームセンターでした。

このゲームセンターはゲーム中に必ず通り、必要なアイテムを入手する場所ですが、ゲームセンターという空間というだけでワクワクしてしまいました。インベーダーゲームを模したミニゲームなどをプレイする事ができますが、このミニゲームに期待してはなりません。1000点までプレイしないとならないのでちょっと苦痛でした。

このゲームは Point-and-Click アドベンチャーゲームというジャンルですが、クリックするだけでなくドラッグするという動作でアクションを行う時があります。「なるほど!」と思った場面がありました。鳥を電線から落とす場面です。この場面の詳しい説明は省きますが、主人公をドラッグして上下に伸び縮みさせると、それに連動して電線に留まった鳥も屈伸運動をするように揺れます。この時にタイミング良く上下に何度かドラッグする事で電線の揺れを大きくし、電線を切れさせて鳥を地面に落とすという場面がありました。この場面では Point-and-Click としては新し目の動作でした。

音楽はうまく Machinarium の世界を引き立てていると思います。良くある楽式とはちょっと違った感じで、こういった音楽が好きな人は気に入ると思います。Soundtrack はこちら(inner_fx.ithinkmusic,com) で試聴できます。購入も出来ます。Bonus EP として配られた Soundtrack もそのページから無料でダウンロードできます。5曲入っています。なお、ゲーム中のBGMと全く同じではなく、サウンドトラックだけで成り立つようにリミックスしてあるとの事です。ちなみに、好きな曲は 06.Mr.Handagote 。11. The Elevator もなかなか。14.The End は Bar で聞いたりして耳に残っていました。これは普通の Jazz のような曲です。

プレイ時間は5時間ほど。Walkthrough はちょこちょこ見ました。広いステージに出た時にまず何から始めたら良いのか分かりにくかったと思います。ヒント機能は役に立つのは半分くらい。Machinarium は高評価のゲームですが、高評価の部分はほとんどアナログな絵と、ヒントの出し方だと思います。僕ならストーリーは一切評価しません。Demo をプレイした時、絵が素晴らしく、細かく描かれているのでストーリーも面白そうなゲームだと思っていましたが、そんな事はありませんでした。変な言い方ですが、Demo は「良くできて」います。絵の綺麗さと文字が無いという Point-and-Click ゲームのインパクトが大きかったのです。さらに Demo は良い感じに短くできているのも良くできています。しかしゲーム全体をプレイすると全く高評価できません。定価の $20 は高いだろうと感じていた僕の直感は当たっていました。

このゲームは「誰にでも取っつきやすい Point-and-Click ゲーム」という言い方になります。購入しようかと考えている方は、パズル要素が少し難しいのに注意してください。ストーリー部分を含めずにこのゲームを評価すると、なかなか良くできた Point-and-Click ゲームになります。しかし Point-and-Click ゲームの本当の面白さはストーリーにあると思いますが。また、このゲームを「パズルを解いてやろう!」などという気持ちでプレイしない方が良いです。心と時間に余裕を持ち、「ここをクリックしたらロボットがこんな反応をしてくれた」、「不思議なオブジェクトをクリックしたらこんな事になった」などというところに楽しさを感じられるとこのゲームを面白くプレイできると思います。

なお、このゲームを購入する際に注意して欲しい点があります。デベロッパーの Amanita Design は公式サイトにある Amanita Design Store(FastSpring) から購入して欲しいようです。これは直接お金が入ってくるからでしょう。これは Amanita Design の Blog にて何度も繰り返し書かれています。一例を載せておきます。

Machinarium Pirate Amnesty:

If you decide to buy the game, you can be sure you’ll support directly the developers, not any big publisher or distributor.

購入の際に注意して欲しいのはこの部分ではなく、公式サイトのリンクから購入すると通常では購入後14日間しかゲームのダウンロードが出来ないという事です。僕は公式サイトから購入しましたが、購入が完了するとダウンロードのリンクが表示されます。メールでもリンクが送られてきます。もし何らかのトラブルにより再ダウンロードしたい時はサポートに連絡すれば良いとの事ですが、通常では14日間しかダウンロードできません。公式サイトから購入するとサウンドトラックが付いてくる時がありますが、このサウンドトラックが付いていなければ公式サイトで購入せず、Steamなどのいつでも何度でもダウンロード可能なサイトで購入した方が良いと思います。ただ Amanita Design に入るお金は少なくなりますが、ここはご自身でご判断ください。

Walkthrough

Walkthrough は検索すると出てきますが、こういったゲームでは文字による説明は難しいので YouTube が良いです。

また、Walkthrough Book を載せておきます。ネタバレなので注意してください。


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