Cryostasis
Cryostasis
Developer: Action Forms
Publisher: 1C Company / Aspyr Media
Release: 2009/4/20Site: Official Site / GamersGate / Steam / metacritic (69/100)
GamersGate で 1C Company のゲームのセールが行われていたので、前から気になっていた Cryostasis を買ってみました。クリアまでのプレイ時間は8時間ほどでした。
最後のシーンは素晴らしい。感動してしまいました。あのシーンを見るためだけに、このゲームをプレイしてみてもいいのではないでしょうか。
このゲームがホラーゲームに分類されていたりしますが、ホラーゲームという程ではないと思います。ちょっと見た目が怖いような敵はいますが、ホラーというところまでの怖さではありません。ホラーの要素といえば、暗い所での戦闘くらいでしょう。
紹介
Trailer
ストーリー
簡単に紹介しておきます。ロシアの原子力砕氷船である North Wind が、1968年に北極圏で氷山への衝突事故により氷の中に閉じ込められたままになってしまい、1981年に主人公がその砕氷船へ調査に向かう、というストーリーです。
神話
ゲーム中、神話のような話が絵と共に語られます。一番最初に語られる話を載せておきます。これはシナリオに関わりがあり、深読みしても良いと思います。
ゲームシステム紹介
まずは通常時の画面から。
左下のメーターは、内側の赤い円が自分の体温(HPとほぼ同じ扱い)、外側の赤い円状のメーターがその場所の温度。そのちょうど間にある黄色のメーターは自分のスタミナです。
体温
自分の体温は自分のいる場所の温度まで徐々に下がっていきます。体温が 0 になると死亡します。自分の体温は暖かいものに近づくことで上げることができます。
マップの様々なところに熱源があり、それで体温を保ちます。手をかざすことで熱源の近くの温度と同じ温度まで自分の体温を暖めることができます。ずっと手をかざしていると、自分の体温の赤いメーターとその場所の温度のメーターが同じになります。手をかざさなくても温かい場所にいると徐々に体温が上がります。通常の人間を想像してもらえれば良いと思います。
MENTAL ECHO
このゲームの特徴として、MENTAL ECHO というものがあります。心臓が赤くなっている死体に近づき、主人公がその MENTAL ECHO をすることでその死体の人の過去に戻り、その人の生死を分ける行動の間違いを正すことができます。
MENTAL ECHO をするとその人の頭の中に入っていくようなエフェクトが映り、その人が死んでしまうちょっと前の場面となり、その人を自分で行動させることができます。うまく行動してその人が死なないようにすると MENTAL ECHO が成功となります。
MENAL ECHO が成功すると過去が変わり、現在の状況も変化するので、マップが変わり先に進めるようになります。上の画像と、その上の画像を比較してみてください。氷の中でうずくまるように凍っている人が居なくなっています。これでここを通れるようになりました。マップが変わる例を他にも下に載せておきます。
また、このゲームは当時の状態と現在の状態が入れ替わることがよくあります。
上のように当時の状態と現在の状態を行き来しているような場面もあり、これもマップに変化をもたらします。
戦闘
FPSゲームといえば、やはり敵との戦闘があります。
序盤では主人公は殴る事しかできません。右クリックでガードができます。また、殴りは移動キーを二つ押している状態だと、二連続のパンチが出ます。敵の攻撃を食らうと、自分の体温が下がります。体温が HP のようなものなので、体温が下がると死が近くなります。
敵の攻撃を食らうと、上の画像のように画面が瞬間的に青っぽくなります。
グラフィック的に綺麗な敵のスクリーンショット。このような感じの敵が出てきます。
少しだけ武器の紹介をしておきます。
より強く殴るために用いるアイテムが序盤に出てきます。その後、遠距離攻撃が可能な武器が出てきます。マシンガンやスナイパーライフルなども出てきます。
レビュー
良い点
- 砕氷船の雰囲気が良い。狭く暗く、寒いというのが良く見て取れる。各部屋の扉が重かったりするのも良い。
- 寒さがよく表現されている。
- 室温が高くなると、室内の氷柱や壁の霜が溶ける。
- ストーリーが面白い。特に最後のシーンは素晴らしい。感動してしまった。人間味溢れるストーリーだと思う。
- ゲーム中に語られる神話のような物語が、よりいっそうストーリーに興味を湧かせる。
- 体力が体温というのが良い。これは寒さというものをゲームで強調したかったのだろう。
- 比較的プレイ時間が短くて良い。普通にプレイすると6~12時間くらいだろう。僕は8時間でした。
- 一度クリアしたが、時間をおいて再度プレイしてしまった。
- 壁に流れる水が綺麗。壁の水の結晶も綺麗。
悪い点
- ゲームが重い。物理エンジンを PhysX に任せているせいか、非常に重い。
- シューティングゲームとしては面白いとは言えず、普通である。
- 主人公の攻撃が敵に当たり、敵がよろけている時にダメージが入らない敵がいる。
- 字幕の単語の綴りミス、しゃべってる単語が違うことがちょこちょこある。
- スナイパーライフルが高倍率過ぎる。ほぼ使えない。
- Mosin-Nagant M91/30 は使い勝手が悪い。連射性が悪く、リロードが長い。
このゲームは一人称視点のアドベンチャーゲームだと思った方がいいでしょう。シューティング部分に期待してプレイすると、期待はずれになると思います。metacritic に載っている各レビューを見ると、Cryostasis をシューティングゲームとしてレビューし点数を付けているレビューではスコアが低くなっている気がします。シューティング部分は確かにそこまで良いと言えるものではなく、僕も面白くもつまらなくもないといった感想を持ちました。武器は本物の銃に近いです。リロードが遅かったり、反動が強かったりします。照準の中心に弾が飛ぶわけではないようなので注意が必要です。
シューティング部分は普通ですが、ストーリーは良いと思います。FPSゲームでストーリーに感動したのは初めてかもしれません。このゲームの特徴である Mental Echo を使い過去の出来事を見ていくことで、過去に何が起こっていたかをプレイヤーに理解させるというゲームになっています。過去の人たちの船を守ろうとする必死な姿を見ていくのは先のストーリーに興味をそそられるのではないでしょうか。
エンディングが特に素晴らしいです。ネタバレになってしまうので書きませんが、感動と共に爽快な気分になりました。映画を見たような気分です。最後、エンディングに行く時に道が三つありますが、僕は真ん中の道をお勧めします。もちろんセーブして全部見るのが良いと思います。その後の、最後の最後あたりも感動しました。このゲームを「クリアする」ということが意味することはこういう事であるというエンディングです。是非プレイしてみてください。
ゲームの雰囲気、ストーリーからこのゲームがお気に入りの作品となりました。このゲームはマイナーな方だとは思いますが、ストーリー重視で非常に良いゲームだと思います。ちなみに、このゲームのタイトルの Cryostasis の意味はこれ(THE FREE DICTIONARY) でしょう。また、僕のレビューの他に、PCゲーム道場さんのレビューは非常に参考になるのでどうぞ参考にしてください。非常に詳しくレビューをなさっているため、ネタバレがちりばめられている気がしますので、気をつけてください。
あと、詰まってしまった人のために Walkthrough が載っているサイトを載せておきます。ネタバレなので注意してください。
GameFAQs: Cryostasis: The Sleep of Reason (PC) Walkthrough by OetkerMD
最後に、ネタバレかもしれない格好いい戦闘の画像などを載せておきます。















































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